こんにちは!おさです。
今日は後輩からの相談で、このような質問があったのでそれについて実際に入社一年も働かずに辞めた自分がお話ししていきたいと思います。
入社一年目で退社すると大変ですか?
という内容。
みなさんぜひみていってください。
それではいきましょう!
目次
入社後一年での離職率と終身雇用制度の崩壊

入社後1年目の離職率
意外と少ない
こちらの表とグラフを見て欲しい。
厚生労働省が発表している大卒一年目の離職率を表したものである
図1 大卒一年目の離職率の表

図2 大卒一年目の離職率のグラフ

この表とグラフからわかることとして、大学の数自体が年々増加する中で、大学を卒業して就職するという人の数が増えてきていることは確かである。
その中で1年目に離職している数は年間5万人近くで、離職率はここ10年間ぐらいは11%から14%程度になっている。
10人同期がいたら、1人か2人が辞めているという感覚である。
人によって多いのか少ないのか、考え方は違うと思うが、自分の個人的な意見としてもっと多いかと思った。
実際に自分は2020年度に入社して一年経たずに退社した。自分の身の回りにいる友人も退社している人もいた。
%だけ見ると約10%。約1割だ。
反対に考えると9割が1年は続けているということになる。
この現実は知っておいて損はない。
1年間で辞める人は意外と少ないということである。
3年間の離職率
また大卒1年ではなく、3年間と少し長い目線で見ると、1年目が約1割だったのに対し、3割近くがやめている。
同期が10人いたら毎年1人ずつ減って行く感覚がいいと思います。
大学卒業時に、就職活動をして就職して、約3割は3年間で辞める。
反対に7割が同じ会社に勤める。
これが今の日本の平均的な雇用形態である。
終身雇用制度の崩壊
終身雇用とは
終身雇用とは、正社員として雇った社員を定年まで雇い続けることをいう。
公務員などは終身雇用の典型例である。
正社員で雇ってもらったらその会社が潰れない限り食いっぱぐれることはない。
大手企業や銀行に就職すると昔は定年まで辞めないで頑張れば報酬も上がり、安泰だとされ、親世代からは安定した企業に勤めなさない。などと言われたことがある人も多いと思う。
終身雇用では成果が評価されない
終身雇用制度をとっていると、年齢が上がるにつれ、給与も上がるので必然的に勤続年数が長い人が高い給料をもらえる。逆に、若い時にどれだけ頑張っても給料が上がる可能性は低い。
勤続年数が長くやる気のない上司よりも、勤続年数が短く成果をあげる部下の方が給与が低いことなんて日本では珍しいことではない。
終身雇用制度の崩壊
2019年に日本の超大企業と言っても過言ではない、トヨタの社長が終身雇用を維持することは厳しいと発言したことはきたこともある人が多いとは思うが、これが現実である。
どれだけ安定していると言われた大企業でもテクノロジーの変化とともに、時代はこれまでにないスピードで進化し、それに大企業がついていくことは決して簡単ではない状況になった。では大学卒業しこれからキャリアを積み重ねていくにはどうしたら良いのだろうか。
1年目で退社し、違うステップに移動することは正しいのだろうか。
結論
1年目で退社してもなんの問題もない。
退社したことを次への良いステップにしたら良いだけの話だ。
大事なのは今後どのように自分の価値を高めるのか。である。
いかに個人としての価値を高め、企業から求められる人材になっていくかである。
少し考えてみて欲しい。あなたが企業の採用担当で、1人を採用するとする。
1人は同じ企業で同じ業務をなんとなくこなしてきた人。自分磨きを怠った人。
もう一人は1年で辞めたがその後個人で起業をしている価値が高い人。自分磨きした人。
どっちだろう。
自分なら迷わずに後者の自分磨きをしている人を採用する。
何が言いたいかというと、サラリーマンとして働くことを否定していのではなく、自分の価値をどれだけ高めているのかに限る。
サラリーマンとして働きながら副業をしたり、転職したりして自分にたくさんの付加価値をつけて価値を高めることもずばらしことであるし、個人として独立して自分の価値を高めていることは素晴らしい。
終身雇用が崩壊してきている日本で、自分のキャリアを築いていくには、自分の価値を高めていくしかない。
企業に依存し、いつまでも自分の価値を高めないと、いつ企業に突き放されるかわからない。
この現実を受け止め、自分の価値を高めていくしかない。
だからこそ、1年目に会社とうまくいかなくて、体調を崩したり、何も前に進めないぐらいなら、さっさと辞めて自分で稼ぐ方法を見つけたらいい。それぐらい自由な働き方が昔と比べてできるようになってきたからだ。
でも、辞めることでリスクやデメリットもたくさんあるだろう。
転職エージェントの人と話をしても、1年以内でやめた人は再就職のハードルは上がるそうだ。
でも、その中でも自分も見失わずに自分の価値を高め、会社に依存しなくても稼げるようになれば多分やめたことも笑い話になるはず。
1年目で体調を崩してやめた自分は今はやめてよかったと思っている。
会社なんて何個だってある。そして最悪自分で作ればいい。
だからこそ無理する必要はないと思う。
もちろん1年目が大変で乗り越えないといけない壁でもあるからそれを乗り越えて頑張っている人も素晴らしいが、1つの会社を辞めて、次のステップに進むことも十分素晴らしいことである。
結局今どんな決断をしても、過去の話。
過去はいくらでも美談に変えられる。
だからこそ、未来を見て頑張っていきましょう。
今日は以上です!では