【みんなの疑問】パキポディウム実生の腰水を止めるタイミングは結局いつがいいのか

パキポ実生をしている人「パキポの実生をしているけど、芽後どれぐらいで腰水管理を止めるのがいいのだろうか。実際に栽培している人に聞いてみたい。」

本記事ではこう言った疑問を解消します。

栽培環境によって差はありますが、個人の見解を述べさせて頂きます。

今までパキポの種子も何百個も播種して栽培してきて、失敗も成功もしてきてその経験から述べさせていただくので、参考にはなると思います。

パキポディウム実生の腰水を止めるタイミングとは

腰水は本葉が出て来て少ししてから

腰水の止めるタイミングは、本当に人それぞれで、発芽して本葉が出てきたらすぐに止める人もいますし、数ヶ月ずっと腰水をする人もいます。

そんな中、私は早くて本葉が出て来て少ししてからなので、1ヶ月から3ヶ月ほどで腰水は終了します。

この期間が私が実際にパキポを多く播種してきて最適だと感じた期間です。

早すぎても、枯れてしまう。遅すぎもて土が不衛生。さまざまな要因がある中でこの期間が最適だと考えています。

1ヶ月以内で腰水を終了するとどうなる?

1ヶ月以内で腰水を切るメリット

  • 徒長を防げる
  • 土を清潔に保てる

発芽後に早めに腰水を切ると、すぐに縦に伸びていくことは少ないと感じていて、うまく栽培している人は発芽したらすぐに、腰水を切るという人も見かけます。

また、腰水をしないことで用土が清潔に保てます。腰水だと苔やカビ、虫がつくなどのリスクが伴います。

1ヶ月以内で腰水を切るデメリット

  • 水やりを高頻度で行わないといけない
  • 枯れるリスクが高い
  • 生育が遅くなる

腰水を早めに切ることで、徒長は防ぐことが可能になりますが、枯れるリスクが高くなります。正直腰水をしていれば水切れを起こすこともないので枯れるリスクはかなり低いと感じています。

また、腰水をしていれば生育も早いです。やはり水が常にあると大きくなるスピードも早いです。腰水を早めに切ることで、生育は遅くなる感覚があります。

そして、腰水をやめて管理するとなると本当に水やりが大変。時間があり毎日の水やりも苦痛じゃないのであれば、いいのですが、他の株の管理などもあったりすると中々毎日水やりをするのが厳しくなります

3ヶ月以上の腰水をするとどうなる?

3ヶ月以上腰水をするメリット

  • 生育を早めることが可能になる
  • 水やりの手間が省ける

3ヶ月以上腰水管理をすることで、生育は当然早いです。でも経験上、3ヶ月以上の腰水をしてしまうと徒長気味になってしまう傾向があると考えています。

腰水をすることで、水やりの手間が省けます。ですが、3ヶ月ぐらい管理して成長していれば、水やりもそこまで毎日しなくても大丈夫なのでここもそこまで気にすることはありません。

3ヶ月以上腰水をするデメリット

  • 虫が発生しやすい
  • 土が不衛生になってしまう
  • 徒長してしまう

3ヶ月以上腰水管理をすると、土が不衛生になり、緑に苔が生えてきたり小さな虫が発生したりと様々な問題が発生してくるイメージがあります。

また、3ヶ月以上腰水を続けると縦には伸びますが横に大きくならない感覚が強いので私は3ヶ月以上は腰水を行いません。

デメリットを消してメリットを活かす方法

1ヶ月以内で腰水を止めるメリットデメリット。3ヶ月以上腰水を続けるメリットとデメリットを整理しました。

そのデメリットをなるべく感じないようにして、メリットを活かせるようにするために私は以下のようなことをして、腰水を1ヶ月から3ヶ月以内に収めています。

  • 植物育成LEDで照射し徒長を予防する
  • サーキュレーターで風を送り、虫やカビの発生、徒長を防ぐ

この2つをすることで、腰水を1ヶ月以上継続する上でデメリットとなる、徒長を予防できると考えています。

私は24時間サーキュレーターを回し、12時間ヘリオスグリーンLEDで光をしっかりと送っています

これをすると縦に伸びて徒長が気になるというほどにはなりません。

サーキュレーターやライトなど導入費用はかかってしまいますが、大事な株ならそこは仕方ないと考えています。そもそもマダガスカルで生えている植物を日本で栽培するのであれば何かしら、日本の環境を変えないと無理だと感じます。

ライト、サーキュレーター共にどの商品がオススメなのか、買い物を失敗しない手助けにある記事があるので、まだライトとサーキュレーターがない人は以下の記事をご覧ください。

【このLEDがあれば太陽光はいらない】アガベにおすすめの植物育成ライト 植物育成におすすめの小型サーキュレーター【実際に使用した商品】

よくある疑問点

腰水を3ヶ月もして徒長しないの?

腰水を1ヶ月以内にやめて、厳しめの管理をしている株に比べたら、少しは縦に伸びてしまいますが、腰水管理をやめてからしっかりと管理していけば問題ないぐらいになります。

でも、最初の数ヶ月がその株の形を決めるといった人もいるので、一概に徒長しないと言い切ることはできません。

3ヶ月で腰水をやめたら枯れない?

3ヶ月以内で腰水管理をやめても枯れることはありません。腰水管理をやめても最初のうちは水やりの頻度を多くして徐々に回数を減らしていくことが大事です。

一気に水を切って管理すると枯れるリスクは高まると感じています。

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