こんにちは!おさです。
私は趣味である、アウトドアや植物育成について中心に皆さんの役に立つ情報を発信しています。
その中で今日は植物育成の話。
パキポディウムカクチペス実生の栽培記録です。
個人的に、パキポの中でも個人的にうまく栽培できている品種なのでぜひみていってください。
ではいきましょう。
パキポディウムカクチペス実生の栽培記録
播種
パキポディウムカクチペスの種子を播種したのは2021年9月の下旬でした。
種子の数は10粒。
種子はseedstockというサイトから購入しました。
私はいつも信頼できる、発芽実績の多い場所から購入をしていて、seed stockさんは実際に発芽実績も多く信頼できるサイトなので私はいつもここで購入しています。
種子が届いてからは、すぐにベンレートというカビを防止してくれる薬剤に12時間ほどつけて、その後熱湯で殺菌した用土に播種を行いました。
用土はseed stock公式サイトにも勧められている赤玉土1:バーミキュライト1の配合で播種を行いました。
その後、発芽には湿度と温度が重要だという事を勉強し、ケースで蓋をして腰水管理で発芽を待ちました。
発芽発根
発芽発根を確認したのは、播種してから3日から1週間ほどでした。
発芽したのは10粒中7つ。
他のパキポディウム系の種子も同じタイミングで播種していましたが、発芽率は一番高かったです。
ちなみに発芽率はカクチペスが70%なのに対し、
恵比寿笑が40%。
エブレネウムが20%とになっています。
他の種子はカビが目立ちましたが、カクチペスは比較的にカビる種子も少なくスムーズに発芽しました。
種子が新鮮だったのか、カクチペスの種子は元々強い品種だったのかは不明でした、その後の成長を見ても結構強い品種なのかと思います。
播種後1ヶ月
播種後1ヶ月の様子がこちら。
手前に見える2つは発芽も早く一気に成長をしている感じがします。
反対に奥の方にうっすら見える株たちは発芽自体も少し遅くまだかなり小さい状況です。
しかし全ての株で塊根部分が少し膨らんできていて今後成長がかなり楽しみな状況です。
播種後2ヶ月
播種後2ヶ月の様子がこちら。
1ヶ月前の写真と比べると、手前の大きな2つは塊根部分がさらに膨らんで成長しています。
また、葉の枚数も徐々にではありますが、増えてきています。
奥の方に見える小さかった株たちも少しずつではありますが、葉の枚数を増やして成長しています。
塊根部分が細くなってしまっている株もありますが、これは遺伝だと思っています。
植え替え
播種後約3ヶ月で植え替えを行いました。
その理由としては、他のパキポ系の実生で虫がついてしまったりして調子が悪かったため、一度に同じようなパキポの種子は全て植え替えすることにしました。
バーミキュライトで腰水管理を続けすぎて、少し土も苔が生えてきたりしてきていたので丁度よかったと感じています。
植え替えの際に、根を見てみるとこのような感じになっていました。
根は全ての株でしっかりと生えていましたが、実生3ヶ月ほどでは少し成長が他のパキポ系と比べると遅いイメージです。
発芽がうまくいかなかった管理方法の責任かもしれません。
植え替えは後はこのようになりました。
土や容器は以下の投稿をご覧ください。
【2021年版】塊根植物用土について、私がたどり着いた結論と自身が使う用土の配合まだ塊根部分が少し紫っぽく緑っぽいまだ小さな株です。
これからどんどん木っぽくなっていくことに期待して管理していこうと思います。
管理方法としては今までは輿水管理でしたが、植え替え後からは、土の表面が乾けばたっぷりと与えるようにしていこうと思います。
播種後約9ヶ月
播種後約9ヶ月の様子がこちら。
1つも腐ることなく成長中です。
その中でもこの1つは温かくなった春ごろから一気に動き出して成長してきています。
塊根部分が木質化してきて雰囲気が出てきました。
ですが、細々としている株もあるのも事実なので、今夏でしっかりと光と水を与えてみようと思います。
まとめ
今回はパキポディウムカクチペス実生の栽培方法をご紹介してきました。
みんなが実際に実生をやるときに一番気になる発芽発根のコツは私が思うに3つに挙げられます。
- 湿度と温度を高く保つ
- ベンレートなどの薬剤を使いカビ対策を徹底する
- 水切れがないようにする
温度湿度は高く保つことが重要でしが、湿度を保つために密封した空間になると当然カビも生えやすくなるので、そこは環境に合わせて調節する必要があると思います。
個人的に優先順位をつけるのであれば、まずはカビ対策をしっかりと徹底すること。
その次に温度や湿度。最後に水といった感じです。
今後もカクチペスの様子などは随時更新していきますし、インスタグラムではさらに短いスパンで写真を掲載していますので是非覗いてみてください。