こんにちは!おさです。
今日は大人気の塊根植物が高くて買えない。そんな人向けの記事です。
私自身も、塊根植物の独特のフォルムやカッコ良さに惹かれ、塊根植物などを揃えたくなりました。
しかし、購入しようとしても、1つ1万円や、高くて5万円。。。もっと高い株もあります。
そんな高いものは買えるはずがない。でも塊根植物が欲しい。そんな時に出会ったのが「実生」といって、種から育てるということです。
今日はその実生について何が良くて何が大変なのか、メリット、デメリットはという部分を解説していきます。
塊根植物を実生で育てるメリットデメリット
実生とは
実生とは、簡単に言うと、植物を種から育てて成長させることです。
最近では、塊根植物などの植物が人気で、需要は高まる中、供給が追いつかないこと、大きい株は成長するのが大変なため高価になりがちです。
なので、実生から自分で栽培するのが近年では多くなってきています。
実際に、種子だけを販売するサイトなどもあり、気軽にインターネットで注文して成長させることが可能になっています。
人気の塊根植物でも、種子であれば安価に購入できるので需要が多いように感じます。
実生のメリット
これは私の個人的な感想という部分も多いとは思いますが、SNSでの声などでも同じような声が上がっていたのでまとめてみます。
- 種子が安価に手に入る
- 栽培方法がSNSなどで手に入る
- 成長過程が楽しめる
- 愛着が湧く
種子が安価に手に入る
塊根植物が大株になるとかなり高価になりますが、種子は非常に安価です。
とても人気の塊根植物であるパキポディウムの種も、1品種にもよりますが500〜2000円で手に入ります。
大株になるまで時間がかかったり、うまく発芽する可能性が低かったりとリスクはありますが、安価で種子が手に入るのは非常に嬉しい点です。
ちなみに種子販売は私はSeed stockというサイトで購入しています。
栽培方法がSNSなどで手に入る
塊根植物人気に伴って、ブログやインスタグラム、ユーチューブなどには実生のやり方などを解説している場所がたくさんあるので、初心者の方でも心配しないで栽培することができます。
それに、実生のやり方は多少の差はありますが、ほとんどの品種はやることは変わらないので簡単とも言えるはずです。
成長過程が楽しめる
大株と違って、実生は、最初の頃本当に成長が早いので、毎朝見るのが楽しみになります。
私も、初めて発芽した時はとても嬉しかった記憶があります。
実生の良さとして、成長している部分がわかりやすく、形が変わりやすいので栽培していて飽きないという部分は良い点だと言えます。
愛着が湧く
種から育てると、愛着が湧いてきます。
大袈裟にいうと子供を育てる感覚に似ているというのでしょうか。
また、適当に育てているとその分、植物もそのような形にしかならないと思います。
なのでちゃんと育たようとすると、愛着が湧くのは当然だと思っています。
実生のデメリット
- 栽培にはこまめな手入れが必要
- 大株までなるのに時間がかかる
- 現地株のような独特なものができない
- 発芽しないリスクや腐るリスクが伴う
栽培にはこまめな手入れが必要
実生栽培するには、環境を整えるためには、湿度や温度日当たり、風など本当に多くのことに気を遣わなければいけません。
種子を植えておけば成長するというわけではないのでこまめな手入れや管理をできる人にしか向いていないとも言えます。
実際に最初の時は、種がかびたりするリスクもあるので薬を使ったり水を毎日交換したりと意外と大変だったりします。
大株になるのに時間がかかる
そこそこの大きさになるまでにはかなり時間がかかります。
何年も付き合っていかないといけないというのが難しい部分です。
途中で全く手入れができなければ当然、その株が腐る可能性もあるので大株にするまでにはかなりの手間とリスクがつきものです。
現地株のような独特なものができない
パキポディウムなどの品種は、マダガスカルなどが原産で、輸入されて日本にやってきます。
そのような現地株と言われるものは独特なフォルムやかっこよさがありますが、実生はどこかそのような特徴がないのも現実です。
現地株のようなものが欲しい方には実生をおすすめはできないです。
しかし、実生には実生の株の良さがあるとは思います。
発芽しないリスクや腐るリスクが伴う
種子は全て発芽するとは言えません。
実際に私も品種にもよりますが、発芽率が100%になることはありませんでした。
また、その発芽したものも途中で病気になったり腐ったりする可能性は高いです。
まとめ
メリット・デメリットを踏まえた上で、実生にお勧めしたい人は以下のような人になります。
- 大株を買う余裕がない人
- 成長過程を楽しみたい人
- 手間をかけること、手入れができる人
やっぱり、実生の良さは、種子が安価だということ。成長過程が楽しめるということだと思います。
なので大株は欲しいけど買えないという人。成長過程まで楽しみたいという人には本当にお勧めです。
実生は実生の良さがあって、少しやるとハマってしまう感覚になることもあると思います。
でも、そこは良い点であって、実際に手間もかかるので手入れがきちんと行き届く人にしか実生をお勧めできません。
最後に個人的には実生はとても面白くて愛着が湧くので、経験がない方には一度体験してもらいたいと思っています。
栽培方法なども今後配信していくので一緒に栽培していきましょう。