【失敗した経験談あります】パキポディウム実生発芽のコツはカビ対策にあり!

パキポディウム実生について悩んでいる人「パキポディウムの実生をしてみたけど、種子がカビだらけになって全然発芽しない。どうしたらカビずにしっかりと発芽するのだろうか。実際に実生をしている人に聞いてみたい」

本記事ではこういった疑問を解決していきます。

本記事の信憑性

本記事を書く私は、パキポやアガベを中心に実生をたくさんやっています。私も最初のうちは、何も知識がなくカビだらけにしてしまった経験もあります。

でも現在では、カビを少しは抑えられている自信があるので、その経験などを含めながら解説していきます。

パキポの種子をカビさせないためにやるべきこと5選

パキポ実生の鍵はカビ対策にあり!

私個人の見解ですが、パキポの実生で発芽率を左右するのは、カビ対策をどれだけできるのかだと思います。個人的に何もせずに播種していた時と、しっかりと対策をしてからだと発芽率が全然違うからです。

なので、パキポの実生がなかなかうまくいかないという人はぜひ以下のカビ対策を実践してみてください。

結論

パキポの実生において実践可能なカビ対策は以下の5つです。

  • 種子の殺菌
  • 土と容器の殺菌
  • 温度と湿度の管理
  • 光の管理
  • 細かな観察

意外とやること多くない?と思うかもしれませんが、誰でも簡単にできるような内容ばかりです。わかりやすいように1つ1つ解説します。

種子の殺菌

カビ自体が生えるのが種子です。なのでまずはしっかりと種子を殺菌しましょう。

種子は新鮮なものだとあまりカビない傾向があります。実際に、日本国内で採取されてすぐの種子は発芽率も良く、ほとんどカビが発生しなかったです。

ですが、種子をネットで購入するとなかなかそのような新鮮な種子に出会うことはできません。なのでベンレートダコニールといったカビの発生を防ぐ薬剤につけるなどしてしっかりと殺菌を行います。

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土と容器の殺菌

種子を入れる容器や土、ピンセットなども殺菌して、できるだけ清潔な状態で播種に臨みましょう。

具体的には、土、容器など全てを沸騰したお湯で殺菌してください。

その際に薬剤なども必要ないので比較的簡単です。少し手間にはなりますが絶対にやることをお勧めします。

私の失敗談

実生に初めて挑戦した私は、ピンセットもなく素手で播種、土の殺菌も容器の殺菌もせずに正直菌がいつでも繁殖してもおかしくない状況で播種しました。

その結果、数日間でカビだらけ。細かな殺菌作業が重要だと痛感しました。

温度と湿度の管理

温度と湿度が、種子の発芽を大きく左右します。

温度、湿度ともに高ければ高い方が発芽率が良い傾向があります。

しかし、パキポの種子は湿度を高くするとカビが発生するため出来るだけ湿度は上げますが、加湿状態になりすぎないようにしましょう。

腰水管理をしている容器に蓋をするというのもありですが、個人的には蓋はせずに、腰水の水位を上げて種子が水分を吸いやすいようにしています。

私の失敗談

加湿状態になりすぎると、カビが発生するということは頭では理解していながらも、なかなか発芽してこない種子を見て思いっきり蓋をして加湿してしまった経験があります。

その結果、1日ですぐにカビが大量に発生。

なんで、我慢せずに発芽を急いで加湿しすぎたのかすごく後悔しました。皆さんも私のように発芽を我慢できずに過度に加湿するのは避けましょう。

光の管理

カビが発生しやすいところ。光がなく加湿状態になっているところがカビの発生しやすい場所です。

太陽光が入っていて乾燥している場所に、カビがあるのはなかなか見ませんよね?

それと同様に、パキポの種子もある程度の日光がある方がカビづらいと私は考察しています。

なので、直射日光は避けた方がいいですが、半日陰と言われるぐらいの、少し日光が入って暗くない場所を置き場所にしましょう。

細かな観察

結局細かな観察。これが一番重要です。

種子は1つカビてしまうと一気にカビが広がります。

大事な種子を1つでも多く発芽させるには、カビてしまった種子を出来るだけ早く発見し、取り除くことで他の種子をカビさせないことが重要です。

播種して3日ごろからある程度発芽してくるので、播種して1週間はこまめに観察して、カビていないのかよく観察してください。そしてカビを発見したときはすぐに取り除き、ベンレートやダコニールなどの薬剤でその種子があった付近を殺菌して対策しましょう。

ありがちな疑問点とその答え

よくある疑問点

実生初心者の時の私は以上のことをやるとわかっても疑問点がありました。それが以下のような疑問点です。

  • 湿度下げたら発芽しないんじゃない?
  • カビてしまった種子は発芽するの?
  • 何をしてもカビてしまう原因は?

疑問点と共に補足としてさらに詳しく解説しますね。

湿度下げたら発芽しないんじゃない?

答え

その通り!だからこそちょうど良さそうな湿度を探る必要があります!

湿度を低くすると、発芽は促進されません。なので、湿度はある程度下げてもいいですが、腰水管理の水位を種子につくぐらいあげる。

こまめに、霧吹きなどで種子が乾燥しないようにするなど、対策を行いましょう。

カビてしまった種子は発芽するの?

答え

基本発芽はしない!でもカビた種子をしっかり殺菌すればもしかするかも!

カビてしまった種子を、殺菌しても私は発芽したことがほとんどありません。なのでいつもカビが発生してしまった種子はすぐに破棄しています。

ですが、ネットなどを見ていてもカビてしまった種子を殺菌して、発芽すると記載しているところもあるので、やってみる価値は十分あると思います。

何をしてもカビてしまう原因は?

答え

種子の鮮度に問題あり!これだけ対策してもカビるのは仕方ない!

正直、種子も容器も殺菌して対策をおこなっているのにカビることは多々あります。

それはもう仕方のないことだと考えてください。もし、そのようなことが頻繁に起きるのであれば、それは種子の鮮度が問題なので種子の購入先などを考え直す必要があります。

私はいつも種子を購入するときは、seed stockというサイトで購入していて、カビがあまりにもひどすぎるということはないのでお勧めです。

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