【実生初心者必見】パキポディウム実生の土の配合を解説。誰でも簡単に作れます

パキポディウム実生初心者「パキポディウムの実生に挑戦したいけど、土は何を使えばいいのだろうか。普通の種まき用土?大きい株と同じ培養土?何かコツってあるの?おすすめの配合は?

わからないから詳しい人に聞いてみたい

本記事ではこういった疑問を解消します。

本記事の信憑性

本記事を書く私は、塊根植物に魅力に惹かれ、大きい株は欲しいが高く購入できないため実生に挑戦しています。初めてからはパキポの実生をメインに毎年何百粒と播種し、発芽させています。

そのノウハウやコツなどを伝えていきます。

本記事の主な内容

  • 実際に私が使用している土の配合とは
  • 市販にある種まき用の土はだめ?他の土の選択肢
  • パキポ実生の土づくりのポイント

それでは実際に詳しく解説していきます。

実際に使用している土の配合とは

結論

硬質赤玉土小粒1:バーミキュライト1

赤玉土は小粒で崩れづらい硬質のものを使用しています。ホームセンターなどにある硬質と記載のないものは粒が崩れやすいのでおすすめできません。

バーミキュライトに関しては特に強いこだわりはありません。

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赤玉土1:バーミキュライト1にする理由

では、なぜ赤玉土1:バーミキュライト1にするのか解説します。その理由は以下のようになります。

  • 土が柔らかく細かいので根が潜りやすいから
  • 無機質なのでカビの心配が少ないから
  • 保水性に優れるから

土が柔らかく細かいことで根が潜りやすい

まずパキポディウムの根は、他にも実生で人気のアガベと比べても細くあまり潜りやすく強いわけではありません。なので硬い土、粒の大きな土だとせっかく発根してくれた根が土に潜ることなく乾燥してしまうからです。

無機質でカビの心配が少ない

パキポディウム実生の際に一番的なのがカビです。それはこちらの記事で解説しています。

【必見】初心者でも簡単にパキポディウムを発芽できるコツ。発芽実績多数あります

ただでさえカビやすいのにも関わらず肥料分の入った土を使うと、余計にカビが発生するリスクは高くなります。実生の際は腰水管理で水分を切らさないため、肥料分のある土だとカビてしまいます。

保水性に優れるから

パキポディウムを枯らす原因で多くは水の上げ過ぎなどによる根腐れです。そのためパキポディウムや塊根植物などの多くは水捌けの良く乾きやすい土を使用することが多いです。

しかし、実生の場合は塊根部に水を蓄えられる力がなく、水を切らすと枯れてしまうため、土は保水性が重要です。

パキポディウム実生の土作りのコツとは

私が使用している土の配合が赤玉土1:バーミキュライト1だが他の土ではダメなの?という疑問に関して解説します。これが分かれば自分の環境にあった土の配合がわかるはずです。

赤玉1:バーミキュライト1じゃないとダメなのか

結論

赤玉1:バーミキュライト1じゃないとダメなのかと言われると全然そうではない土でも良いと思っています。

実際に他の配合で種子を播種している人もたくさんいますし、あくまで私が経験上この配合が一番発芽した後の順調に成長してくれたからこの配合をおすすめしています。

市販の種まき用土でも良い?

ホームセンターなどにも種まき用の土などと記載のある商品がありますが、それでも十分だとは思っています。

ですが、多くの種まき用の土は柔らかいバーミキュライトなどの割合が多く硬い土が一切入っていない場合があり、根が分岐しないことがあるため特別おすすめはできません。

赤玉単品でも良い?

赤玉土単品、バーミキュライト単品でも良いのかというとそれはおすすめできません。

赤玉土だけだと、保水性がイマイチで、土自体も硬いので発芽初期の細い根がもぐらいづらい恐れがあります。

また、根は硬いものにぶつかる事で分岐ししっかりとした根張りになりますが、バーミキュライトだと柔らかい土しかないため、根が分岐しない恐れがあります。

大株と同じ培養土でも良い?

大株と同じ培養で播種する人も多いですし、大株と同じ培養土で播種すると植え替えを長期間しないで管理できるので、株自体にストレスを与える可能性が低くなるメリットもあります。

なので大株と同じ培養でも構いません。

しかし私の一意見としては、最初の発芽時が一番株自体ストレスがかかり大変な時でもあるので、その時が一番過ごしやすい土にしてあげるのが最適だと考えていて、実際子株で植え替えしても腐ってしまうのはごく一部です。

自分で配合する際のポイントと注意点

最後にまとめとして、パキポディウム実生の土の配合でのポイントと注意点をまとめます。

  • 根が分岐するように複数種類の土を使用すること
  • 保水性がある土を使用すること
  • 清潔でカビが発生しづらい土を使用すること
  • 肥料分のない土を使用すること

以上のことを注意すれば、市販にあるようなものでも構いませんし、家に余っている土をうまく配合しても構わないと思います。

自身で試行錯誤を重ね自身の環境にあった土の配合を探してみてください。

わからないから市販のもので済ませたい方には以下の商品がオススメです。

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