パキポディウム実生初心者「パキポディウムの実生を始めたけど、冬って大株のように休眠させて方がいいの?それとも休眠させない方がいいの?冬に枯らさないコツなどがあれば知りたい。」
本記事ではこのような疑問を解消します。
本記事を書く私は、実際にパキポディウムの実生をしていて冬越しにも成功した経験があります。その成功談をもとにどうすればいいのかを解説することができます。
パキポ実生一年目の冬越しするコツ
冬越しするコツのまとめ
冬越しで失敗しないためには以下のことが重要だと思います。
- 冬越しの時期までにある程度のサイズまで成長させること
- 1年目の冬は休眠させない
- 温度が10度を切らないようにする
- 水をあげすぎないこと
パキポの一年目冬越しは難しいと言われていますが、以上のポイントをしっかりと押さえて管理すればそこまで難しくはありません。
では、実際になぜこの4つがポイントなのか詳しく解説します。
パキポ一年目の株は、寒さにも弱い印象です。
実際に私が、播種したパキポの中でも冬前にある程度のサイズ感になっていない株は、寒さのせいなのか水を吸わなくなって枯れてしまいました。
ですが、塊根部分が少し木質化してくるぐらいのサイズになれば、ある程度の寒さにも耐えられますし、多少水を切っても枯れないです。
なので、播種するタイミングを春頃などに持ってきて、冬前にできるだけサイズを大きくしましょう。
冬前にある程度のサイズになっても、休眠させ長期間水を切るというのは、結構不可能な気がします。水を蓄える塊根部が小さいので仕方ありません。
なので、一年目は、大株のようにしっかりと寒さにも当てて落葉させ、水を切るという休眠方法はお勧めしません。
1年目は、葉も落とさない。だけど、そこまで成長しないので、現状維持をするイメージが良いと思います。
パキポは10度を下回ると落葉が進み休眠に入ると言われています。休眠させない方が良いので、管理場所も屋内にし、出来るだけ10度を下回らないように工夫してください。
私は、部屋の暖房と共に、鉢内の温度が低くなりすぎないように、ヒートマットを使用するなど工夫して温度を上げています。
休眠しないからといって、水を成長期のように上げすぎるのも危険です。
休眠はしていないものの、成長期と言えるほどの時期ではないので、少しずつ水を切り、塊根部が少し萎んできた時に水やりをするようにしましょう。
なので、腰水管理も冬前には必ず切っておいた方が良いと思います。
今回は、パキポの冬越しについて解説しました。
ポイントは、休眠させずに水は控えめに。ということでした。
せっかく冬まで成長させた株を枯らさないようによく観察して、水やりなどの管理を続けてみてください。