ギラウミニアナの受粉方法が知りたい人「ギラウミニアナの花が咲いたけど、1株だけで受粉できるのだろうか。また、どのように受粉させれば良いのだろうか。実際に結実させたことがある人に聞いてみたい。」
本記事ではこういった疑問を解消します。
本記事を紹介する私は、パキポ、アガベ、ユーフォルビアを中心に実生をしている趣味家です。
全て合わせると1,000粒以上は確実に播種しています。また、今回紹介するギラウミニアナも発根管理を成功させてから、種子も50粒以上採取しています。
その際にどうすれば、種子を取れるのか。実際に行っている方法をお伝えしていこうと思います。発根管理について知りたい方はこちらの記事でも紹介しているのでこちらをご覧ください。
【成功談】ユーフォルビアギラウミニアナの発根管理方法を徹底解説します!ギラウミニアナの受粉の仕方
ギラウミニアナは、1株でも受粉が可能です。ユーフォルビアオベサなど、雄雌両方の株がないと受粉出来ないのではなく、1株だけで受粉できるので比較的容易に種ができる品種だと思います。
受粉方法徹底解説
屋外で管理している株であれば、虫が勝手に受粉してくれるケースもあるようですが、今回は人間の手で受粉させる方法を解説していきます。
①雄しべの花粉を筆で採取する
ギラウミニアナの花はこのように咲きます。
黄色の部分に花粉があるのでそれを、筆やピンセットなどで採取します。
②花粉を雌しべに付ける
花粉がついている部分の内側にあるのが、雌しべです。少し赤みがかっています。
雌しべに花粉がつくようにそっと花粉をつければ受粉完了です。
③種子ができたらネットを被せる
受粉が成功すると、以下の写真のようにできます。
これぐらい大きくなったら、種子が弾ける可能性が高いので排水溝のネットをかけます。
ここまでくればあとは弾けるのは待つのみです。
実際の種子はこのような感じです。花がしっかりと付いている健全な株で、受粉にも慣れれば1シーズンでかなりの数が取れます。
少しでも受粉を成功させるために
少しでも受粉を成功させるために私がやっているのは以下の2つです。
- 受粉は何度もやる
- 受粉は出来るだけ朝にやる
あくまで私の主観で、絶対こうした方が良いというわけではありません。
花粉がうまくついていない可能性もあるので私は、一度受粉させた花も何度でも受粉させています。いじりすぎるのも良くないとは思いますが、私は花が咲いている時期は毎日のように花を筆でちょんちょんしています。
何度も受粉させてきた経験から、夜に受粉させるより朝に受粉させたほうが、結実する可能性が高い感じがしているので、私は朝に受粉させるようにしています。気のせいかもしれませんが。。
ギラウミニアナの種子はなかなか入手することが困難ですが、比較的大株であれば簡単に種子が取れるのでぜひ受粉させてみたください。
その際には、とにかく花の部分を筆などでどんどん触って受粉させる。これに限ると思います。
種子を採取した後の播種する方法なども、別記事で解説しているので是非ご覧ください。
【ユーフォルビアギラウミニアナ栽培記録】ギラウミニアナ実生の育て方(2022年10月〜更新中)