【アフリカ亀甲竜】亀甲竜とはどんな植物?亀甲竜の特徴と主な栽培方法まとめ

こんにちは!おさです。

塊根植物にはまり、現在自宅で多くの実生株を育てています。

栽培記録を細かく取ったり、本やインターネットの情報を頼りに、初心者の方でももっと塊根植物や観葉植物に興味を持ってもらえるような情報発信をしています。

あくまで植物の業者でもありませんし、個人で趣味でやっているので参考程度にご覧ください。

亀甲竜とは

名前と概要

名前

ディオスコレア エレファンティペス 

和名は亀甲竜

成長すると塊根部分が亀の甲羅のようになることから、亀甲竜と名付けられた。

概要

分類ヤマノイモ科ディオスコレア属
原産地全世界の熱帯、温帯であるが主に南アフリカにある
成長期種により異なる
細い
成長速度普通
育成難易度普通

特徴

  • 塊根部分が地中から地上に出てくる際に、ヒビが入り亀の甲羅のようになる
  • 塊根植物の中でも数少ない冬型
  • 葉が蔓状に伸びる
  • 葉がハートの形をしている

塊根部分が地中から地上に出てくる際に、ヒビが入り亀の甲羅のようになる

冒頭でも説明したようにこれが亀甲竜の一番大きな特徴で人気のポイントです。

他の塊根植物にもあまりみられない、ゴツゴツとした部分に惹かれる人も多いです。

塊根植物でも数少ない冬型

塊根植物の人気品種である、パキポディウムなどが、夏型なのに対し、アフリカ亀甲竜は冬型です。

なので塊根植物好きの中でも、冬型があることで年中楽しめるので、冬型の塊根植物も人気でその中でも亀甲竜は特に人気の品種になっています。

葉が蔓状に伸びる

下のインスタグラムの投稿のように蔓状に伸びる性質を利用して、うまく円を描いたりしてアート作品のようにしたりしている人もいて面白いです。

葉がハートの形をしている

下の写真は私が現在、実生から育てている亀甲竜の葉ですが、早速ハートになっています。

大きくなるにつれ、さらに蔓状に伸びる中でたくさんハート形の葉っぱをつけます

成長プロセス

主に種から栽培される

昔は原産地からなどの輸入も行なっていたが、現在では日本で種から育てた株も多く出回っていて、多くは日本の株である

最初は塊根部分は大きなひび割れはなく丸型

亀甲竜は最初から特徴である、ひび割れがあるのではなく、大きくなってから徐々にひび割れが進んでいくため、小さい株の時にはひび割れはあまりみられない。

塊根部分がひび割れし、溝もどんどん深まり成長する

大きくなり、根が張ってきて、下に引っ張る力が働くことによって塊根部分がひび割れすると言われている。

割れ目が深いタイプと浅いタイプは遺伝子による個体差が大きく栽培方法ではなかなか変えられるものではないそう。

塊根部分が握り拳ほどになるには十年もかかると言われるほど成長が遅い植物です。

なのでしっかりと管理できれば、とても長生きする植物

亀甲竜の育て方

土については、環境によって異なるとは思いますが、ホームセンターなどにある観葉植物用の土や多肉植物用の土などを使用するのが最適で、水捌けの良い土を使用することをお勧めします。



水やり

水やりは、成長期で葉が出てきている時期は、土が乾いたらたっぷりとあげるようにしましょう。

乾いていないのにあげると、根腐れの原因になるので気をつけましょう。

反対に、休眠期は塊根部分にしっかりと水分を蓄えられる植物なのである程度大きい株になれば、ほとんど断水気味に管理するのがお勧めで、小さい株は様子を見て水は与えるようにしましょう

日光

成長期は、蔓が伸びて葉があるのであれば、葉にはたくさん日光を与えるようにしましょう。

それによって塊根部分も成長します

しかし、塊根部分に強い日光を当てすぎると塊根部分の中が煮えたぎって腐る原因になるので、塊根部分は遮光しましょう。

栽培のコツ

  • 塊根部分を大きくしたい場合は塊根部分を土で覆う
  • 割れ目を作るには、浅鉢ではなく深鉢で根をしっかりと張らせる
  • 成長期の葉にはしっかりと日光を与える
  • 根腐れしやすいので水のやり過ぎに注意

塊根部分を大きくするには塊根部分を土で覆う

塊根部分が土から出てくると、亀甲竜特有のひび割れが出てきますが、反対に大きくなるのは遅くなると言われています。

なので、ある程度の大きさになるまでは、塊根部分を土で覆ってなるべく大きく成長させ、ある程度の大きさになってから塊根部分を土から出すのが、良い言われているケースが多いです。

割れ目を作るには、浅鉢ではなく深鉢で根をしっかりと張らせる

亀甲竜の特徴であるゴツゴツした塊根部分ができるのは根が下に引っ張る力で割れるのではないかとも言われています。

なので浅鉢に入れて根が少ない状態だと下に向かう力が少なくなるのであまり割れ目を作ることはできない可能性が高いです。

亀甲竜特有のゴツゴツを出したい時はなるべく深い鉢に入れて根をしっかりと張らせましょう。

この際にも、必要以上に大きな鉢にするとそれも根腐れの原因になりかねないので最適な鉢を選ぶようにしましょう。

成長期の葉にはたくさんの日光を与える

冬型の塊根植物であまり日光が必要とされていないと勘違いする方も多いようですが、原産地は南アフリカなどのとても暖かい地域で日光もたくさん浴びる地域に生息しています。

なので、成長期にはたくさん日光を浴びさせましょう。

しかし塊根部分に直接日光を当てすぎると腐る原因になるので、塊根部分ではなく葉に日光が当たるように対策することをお勧めします。

根腐れしやすいので水のやり過ぎに注意

塊根植物は腐る原因は、根腐れが多いと言われています。

塊根植物は塊根部分に水を蓄えることができるので水の与えすぎは厳禁です。

また、亀甲竜は、塊根部分の土に埋まっている部分が窪んでいて、湿気が溜まりやすい形状になっていることから、塊根植物の中でも根腐れには注意が必要な植物です。

まとめ

亀甲竜とはどんな植物で、どのように育てていけばいいのかを、解説しました。

植物なので絶対にこれが正解だということはありませんが、成長のヒントにはなるはずです。

ぜひ参考にしていただいて、みなさんの園芸ライフが少しでも明るく楽しくなるために今後も発信していきます。

インスタグラムでも、他の植物の実生株の成長記録などをご紹介しているのでぜひご覧ください。

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