アガベインアクイデンスの実生を始める予定の人「アガベインアクイデンスの実生に挑戦したいんだけれど、どれぐらの成長速度なのか。何か育てる時のコツがあるのか実際に育てている人の話を聞いてみたい」
本記事ではこういった疑問を解消します。
本記事を書く私は、アガベの種子を通算で何百個と播種してきており、そのほかにもパキポディウむの実生などにも挑戦しています。なのでどのように育てるのが最適なのかなど専門家までの知識まではいきませんがある程度のことは理解しています。
2021年10月中旬
アガベインアクイデンス実生の栽培記録
播種
この種子を播種したのは、2021年10月中旬でした。
種子はseed stockというサイトで、他の品種を購入した際に、モニターとしておまけでついてきました。
seed stockはある程度の個数の種子を購入するとモニターとしておまけがついてくるのが少し届くまでの楽しみになって非常に良いサービスだと思っています。
ぜひ実生にこれから挑戦しようとしている方は、seed stockさんを利用してみてください。
種子の数は10粒。
同時期に播種した、アガベチタノタブルーと比べても、種子がかなり大きかったのが印象的です。
播種する際は、アガベチタノタブルーと同様にカビ対策の徹底と湿度と温度の管理を意識して行いました。
【カッコよく仕立てたければライトを使え】アガベチタノタブルー実生の育て方とコツを徹底解説カビ対策として、ベンレートという薬剤を水に溶かしたものに24時間ほどつけてから播種しました。
その後も、播種して数日間はカビが発生しやすいので、ベンレートを水に溶かしたものを何度か霧吹きで用土と種子に吹きかけました。
用土は、赤玉土1:バーミキュライト1で腰水管理で管理を行なっています。
また、私の住んでいる地域が寒いので鉢内の温度が下がらないように、ヒートマットを使用して発芽を促進しました。
発芽発根
発芽発根を確認したのは播種してから1週間ほどでした。
同じ日に播種したアガベチタノタブルーと比べると、少し遅かった感じがします。
また、発芽率がアガベチタノタブルーは80%を超えるぐらいかなり多く発芽しましたが、インアクイデンスは40%とかなり低い結果に終わりました。
また、その中の1粒が発芽したのは播種してから約1ヶ月遅くに発芽したものもありました。
種子が大きいからなのか難しい部分です。
比較的、アガベは発芽率が高い品種なので、失敗と言ってもいいかもしれません。
ですが、まだ種子はカビたりしていないので、湿らしたキッチンペーパーをジップロックで密閉してまだ発芽していない種子を管理して諦めないでみようと思います。
播種後1ヶ月
播種後1ヶ月の様子がこちら。
かなり細長く成長していってます。
その脇から葉が出て来て成長しようとしています。
正直このような大きめのアガべの種子を栽培したことがないのでわかりませんが、他の人の栽培状況をみても間違いではない気がします。
今後どのような展開で成長するのか未知数で楽しみな株です。
同じ時期に播種したチタノタブルーとは全く成長が違うのでみていて面白いです。
【カッコよく仕立てたければライトを使え】アガベチタノタブルー実生の育て方とコツを徹底解説播種後2ヶ月
播種後2ヶ月の様子がこちら。
全体的に成長し、葉が大きくなって来ました。
また、このタイミングでもう1つ発芽しました。
播種してから2ヶ月が経過してからなので、もう発芽することはないと感じていたので驚きです。
なので、他の発芽していない種子も可能性があると感じたので、下の写真のようにジップロックに湿らせたキッチンペーパーを入れて湿度を限りなく高くし、温度も加温して発芽を待とうと思います。
また、発芽したりした際には更新していこうと考えています。
ジップロック管理発芽
ジップロック管理していた種子が2週間後には5粒発芽しました。
かびる事もなく簡単に発芽してくれました。
その後は水捌けの良い土に植え替えて、水が切れないように管理しています。
この方法については、他の記事で細かく解説しているのでアガべ実生に挑戦していてなかなか発芽しないと言う人などはぜひご覧ください。
【アガベ実生】発芽しない際にやるべき方法。実際の発芽報告あり植え替え
土の上で播種した株たちは、播種後約2ヶ月半で植え替えを行いました。
鉢はスリット鉢2号を使用して、1つ1つが独立するようにしました。
植え替えする際の根の様子がこちら。
大きくなっていた株はかなり根が張っていて元気な印象です。
しかし、小さかった苗はまだ根が全然なく、植え替え後も余る調子が良いとは言えない状況です。
播種後約7ヶ月
播種後約7ヶ月の様子がこちら。
4株ありますたが、1株は植え替え後もあまり調子を取り戻すことなく枯れてしまいました。
ですが、他の3株は冬越しもうまくできて、元気に成長中です。
春になり暖かい時間も増えたことで一気に成長が加速しています。
栽培する上で特に、意識していることはなく、土全体が乾いたらたっぷりと水やりをするようにしています。
まとめ
今回はアガべインアクイデンス実生の栽培記録を紹介しました。
発芽率はあまり良くはありませんでしたが、成長を重ねている株もあるのでその株はしっかりと管理しながら、発芽していない種子もまだ発芽を諦めずに管理していこうと思っています。
また私は他にも多くの種子の実生に挑戦していてインスタグラムなのでその日の株の様子などを投稿しているのでよっければ覗いてフォローしてくれると嬉しいです。
栽培記録をブログに掲載している株に関して言えば、大きく成長した際には販売も考えています。