こんにちは!おさです。
今回は塊根植物の中で、人気のパキポディウムの中の、ホロンベンセ実生の栽培方法を解説していきます。
実際に種子を購入し、栽培することで何が発芽のポイントなのか、どんな環境で栽培するのが最適か。
発芽の管理はどうすればしっかりと元気な植物が育つのか、実際に栽培しながら考察していく記事です。
実生をたくさんやっている人というより、実生初心者の方知識が足りない方のための動画になります。
また、あくまで個人の見解ですのでご注意ください。
それではいきましょう。
パキポディウムホロンベンセ実生栽培記録
播種
私は、種子は信頼したサイトから購入することでしっかりと発芽すると思っているので、種子を多く取扱い、実際に発芽発根実績も多い、seed stock で購入しました。
今回は20粒購入しました。
20粒で1,300円でした。
種子が到着してからは、播種の準備に取り掛かりました。
まずは、パキポ系の種子はカビが発生しやすいので、カビ防止としてベンレートを水に溶かして、メネデールとともに水に24時間ほどつけておきました。
その間に、用土を用意します。
今回も、赤玉土1:バーミキュライト1をプレステラ90に入れ、熱湯で消毒後、しっかりと微塵を抜いておきます。
あとは、ピンセットをしっかりと消毒した上で等間隔に播種していきました。
その後の管理としては、播種後はカビやすいので、湿度をあげすぎないこと、こまめにベンレートなどを使いとにかくカビ対策を行いました。
発芽発根
発芽発根を確認したのは播種後、2〜7日といったところでカビることがなかった種子はほとんど発芽しました。
まだ実生をして、そこまで経験値は高くないですが、パキポ系は湿度を高くすることも重要ですが、カビが1番の問題なので、極端に湿度を高くしないことが発芽発根のコツかもしれません。
それに加え、実際に効果があったのかはわかりませんが、播種後1週間までは、土や種にベンレートを溶かした水を霧吹きでかけてとにかくカビないように工夫したことが、カビることなく発芽してくれたことに繋がっている気がします。
私の栽培経験上、実際にパキポ系の実生に挑戦する人は、以下の2つのポイントに注意して栽培することをお勧めします。
- 湿度を過度に上げすぎない
- ベンレートなどの薬剤を使いカビ対策を徹底する
当然、鉢の中の温度や播種の時期に関しては気を遣う必要があります。
ちなみに私は24時間以下のヒーターを常につけています。
播種後約2週間
播種後2週間でほとんどが発芽し、塊根部分がわずかですがぷっくりとしてきました。
葉はまだ2枚です。
播種後1ヶ月
1ヶ月が経過し、さらに塊根部分がぷっくりとしてきて、葉も増えて順調に成長してきました。
管理方法は、腰水管理でライトをかなり近くで当てながら、成長させてます。
最初の一年は光と水は多めに当てながら、なるべく徒長させないようにかつ、早く成長できるように心がけて栽培していきます。
播種後2ヶ月
播種後2ヶ月の様子がこちら。
1ヶ月前のものと比べると非常にわかりやすいですが、かなり葉が生い茂って成長していることがわかります。
しかし、手前の葉のように少し葉焼けしているかもしれない株が何個か見られたので、少しライトの位置を遠ざけました。
次にこの写真をご覧ください。
塊根部分も少しずつ大きくなって来ていて、細長く徒長してしまう株は今の所、ないように見られます。
まだ、2ヶ月なので、塊根部分が木質化したりするものもないので変わらず様子見です。
植え替え
播種後約2ヶ月半で植え替えを行いました。
理由としては、腰水管理で管理していると、虫がつきやすかったりしていたからです。
植え替えの際の根の様子がこちら。
根張りもよく順調に成長してくれていました。
根自体はまだ細かったので植え替えの際にはとても気を使いました。
もし実生に挑戦している方は、植え替えの際には十分丁寧に行うことをお勧めします。
植え替え後の様子はこちら。
鉢は楽天で所沢植木鉢センターのスリット鉢2号を使用しました。
サイズ感もちょうどよく、頑丈だったので非常にお勧めです。
播種後約7ヶ月
播種後約7ヶ月の様子がこちら。
枯れるリスクが高いとされる1年目の冬越しは、落葉させないようにしました。
植え替え時に、かなり小さかったものは枯れてしまいましたが、ある程度のサイズ感で植え替えができたものに関しては枯れることもなく元気に成長中です。
写真を撮ったのが6月で、暖かくなってきたので、葉もどんどん新芽が出てきて動き出している感じです。
まとめ
パキポディウムホロンベンセの実生の栽培記録をご紹介してきました。
今後も栽培記録は随時更新していくのでよければご覧いただきたいですし、実際に実生株を栽培してもらったりしてもらえれば非常に嬉しいです。
また、この株も大きくなればいつか栽培も考えているので、その際には、どのように成長してどのように管理されているのかが確認できるようにしているので、将来も期待してほしいです。
ホロンベンセだけでなく、他にも実生株の栽培方法も更新しているので是非ご覧ください。
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