塊根植物育成初心者「パキポディウムやアガベとか育ててみたいけど、土って何を使えばいいのだろうか。自分で配合するとどのような配合で実際おすすめの土とかあるんだろうか。詳しい人に聞いてみたい。」
本記事ではこういった疑問を解消します。
- 塊根植物用土の粒の大きさについて
- 塊根植物用土はどのような土が向いているのか
- 実際に私が使う塊根植物用土の配合と購入先
塊根植物の土について
塊根植物に最適な土とは
塊根植物が人気ですが、その塊根植物が好む土は、簡潔にいうと水捌けの良い土。
この一言に限ると思います。
様々な書籍や、ブログ、SNSを確認しても、塊根植物にとって水捌けは多くの栽培者が非常に重要視していることがわかりました。
中には、肥料や栄養は液肥でまかなえばいいから、必要最低限にとにかく水捌けだけを意識している方もいれば、お気に入りの植物にはつい、水やりをしてしまうからあらかじめ、水捌けをすごく良くしているという人もいました。
また、ある塊根植物を販売している店舗の人の話によると、水やりをしてから48時間以内には必ず全て乾くように土の配合を変えているという話もありました。
このように、塊根植物にはとにかく水捌けを意識した用土が最適だと考えています。
では、実際に水捌けの良い土とはという部分を次に解説してこうと思います。
水捌けの良い土とは
「水捌けの良い土を選んでください。」
多くの植物にはそう書かれていますが、実際に水捌けの良い土とはどのような土なのでしょうか。
まずは粒の大きさが重要です。
簡単にいうと、粒が小さいほど乾きづらく、大きいほど乾きやすいということ。
しかし、大きすぎると根張りがうまくいかなかったりと支障が出ます。
最適な大きさは植物によるという結論になってしまいますが、植物によって大きさを変えていたら、大変なのも事実ですし、実際に塊根植物を取り扱う店舗でも大きさに関わらず同じ粒で管理していることが多いように感じます。
では、粒の大きさは何がいいのか。
結論、小粒or中粒というところでしょうか。
大株で根も太ければ、中粒でそれ以外の子株や普通サイズのものは基本小粒で十分です。
粒の大きさがわかればあとは、どのような種類の土を使うのか。
多くのサイトや本で紹介されているのは、赤玉土、鹿沼土、日向土など乾きやすい土をベースに配合している人が多い印象です。
特に、日向土や軽石といった水捌けの効果が抜群の、この2つは必ず配合することをおすすめします。
正直、土に関して言えば、これが正解だというのはないと考えています。
植物によって好みの環境が違うこともありますし、育てる環境が土が乾きやすい場所なのか、あまり乾かない場所なのかによっても変わると思います。
なのであくまで参考程度に考えてみてください。
では私が配合している土の紹介をしていきます。
私が塊根植物に使う土の配合
結論
赤玉土3:鹿沼土2:日向土1:パーライト1:燻炭0.5:ゴールデン粒状培養土1+マグァンプK大粒
これをベースに、もっと乾燥好きな植物には追加で軽石を追加したり、保水性があった方が良いものには、バーミキュライトを少し加えたりして使っています。
このような配合で土を一気にたくさん作っています。
正直こだわりすぎてもキリがないと思っているので、多少の誤差や量の違いはありますが、ある程度この割合で土を作っています。
土はほとんど、プランテーションイワモトというお店から購入しています。
多くの栽培者がおすすめしている店舗で土が崩れやすく、微粒も少ないのでおすすめです。
また、厳選5リットルシリーズがあって、大袋ではなくちょうど良いサイズから購入できるのも気に入っている点です。
実際に私が使っている土は下に貼っておきますね。
自身の環境によって変更を
ベースはこれらの配合で構わないと思いますが、あくまでこれは私が栽培している環境にあった配合だと感じています。
自身の栽培環境が水かすぐに乾く環境なのであれば、保水性の高い土を追加で加えてもいいかもしれませんし、もっと乾きづらい環境にあるのであれば軽石などを入れるのもいいかもしれません。
これらを試行錯誤しながら、自身の環境と植物に最適な用土を探していくのも1つの園芸の面白さなのかもしれません。
あくまで私の配合は参考程度に!
配合するとどうしても量が多くなってしまいますし、少量で良いからおすすめの用土があれば教えてほしいという人のために市販の商品で優れたものを紹介します。以下の商品がおすすめです。
まとめ
今日は塊根植物に使用する土の話をして来ました。
結論、水捌けの良い土を利用すること。
そして、私が使用している土の配合は赤玉土3:鹿沼土2:日向土1:パーライト1:燻炭0.5:ゴールデン粒状培養土1+マグァンプK大粒です。
参考程度に自身の環境にあった土づくりに挑戦して園芸ライフをお楽しみください。