こんにちは!おさです。
私は、趣味であるアウトドアや植物育成について日々発信しています。
本日は、その中でも植物の話。
種子から栽培する実生に挑戦している方で、なかなか発芽しなくて困っていると言う人もいるのではないでしょうか。
今日はそのような人のための記事です。
実際に1ヶ月以上発芽しなかった種を発芽させた方法を紹介します。
それではいきましょう。
うまく発芽しなかった播種方法
播種方法
使用した種子はアガベインアクイデンス。
なかなかうまく行かなかった播種方法は、赤玉土1:バーミキュライト1の土に腰水管理しながら発芽を待つという方法。
種子は、seed stockさんからモニターで届いたものでした。
種子の数は約10粒。
そのうち、この方法で発芽したのは4粒でした。
また、発芽自体もかなり遅い印象で、同時期に播種したアガベチタノタブルーよりも発芽実績は良くなかったです。
【カッコよく仕立てたければライトを使え】アガベチタノタブルー実生の育て方とコツを徹底解説発芽しなかった要因
発芽率が悪かった要因として挙げられるのが以下の点になります。
- 湿度がなかなか高く設定できない
- 温度がなかなか上がらない
1つ目に湿度について。
発芽の際に大事なのは温度と湿度が大きな要因としてあることは間違いありません。
その中でも湿度をなかなか上げられなかった要因として、以前パキポ系の種子を発芽した際にカビが多く発生してしまったことから、湿度を極端にあげることは避けていました。
しかし、今回発芽率が悪かったアガベインアクイデンスは種子が他のものと比べても大きかったこともあり湿度をより必要としていた可能性があると考えています。
2つ目に温度について。
私が種子を播種したのは、北海道の9月下旬。
かなり冷え込んできていて、室温も暖房をつけないとなかなか上がらない環境でした。
育苗マットを使用していたものの、鉢内の温度や種子の温度は発芽時に必要な温度まで持って行けていなかった可能性があります。
以上の2点が原因で発芽率が悪くなってしまったと予想しています。
1ヶ月以上発芽しなかった種子を発芽させた方法
以前発芽しなかった反省からの改善
以前発芽率が下がってしまった原因が、温度と湿度の低さだと考察を立てた上で、寒い地域でも温度、湿度を上げる方法はないかと調べました。
そこで出てきたのが、ジップロックの中にキッチンペーパーを入れ、湿らせた状態で密封し、管理する方法でした。
これなら、湿度は常に高く保つことができ、温度も育苗マットの上に直接おけばかなり加温した状態にできると思い、発芽していない種子をこの方法でやることにしました。
実際に行った方法
土を使わないので、特に気を使うことはなく実践することができます。
ジップロックの中でかなり湿度を高くするので、気をつけなければ行けないのはかびることです。
なのでベンレートというカビを防止する薬剤に少しつけます。
ジップロックに湿らせたキッチンペーパーをセットします。
この際に、キッチンペーパーがシワシワになったりしないように注意します。
殺菌した種子を湿らせたキッチンペーパーの上に置きます。
この時に種子同士の感覚をつかくなりすぎないように満遍なく置きましょう。
湿度を高く維持するためにも、ジップロックはしっかりと封をして密封しましょう。
そして、私の場合は育苗マットがあったのでその上で加温しましたが、何か暖房器具の近くに置いておくという方法でも良いような気がします。
発芽実績
この方法で約2週間放置した結果。
写真では伝わりづらいかもしれませんが5つ発芽発根を確認しました。
また、警戒していたカビも全くなく非常に簡単に発芽してくれました。
ジップロックに入っている種子はすでに発芽して落ちた種子も入っていたので、10粒ほぼ全部が発芽したことになります。
アガベの種子はパキポなどの種子に比べてカビが少ない傾向があるのでこの播種方法はかなり有効な手段だと思います。
今回は、土の上で発芽しなかったものをこのような方法で行いましたが、全ての種子をこの方法で播種している方もいるので、試す価値は大いにあると思います。
発芽したものたちはずっとジップロックに入れていても仕方ないので2週間後に下の写真のように土の上に播種しました。
今後はなるべく水を切らさないように管理していこうと考えています。
また、この種子の栽培方法などは下の記事で細かく紹介しているのでぜひご覧ください。
【アガベインアクイデンス栽培記録】アガベインアクイデンス実生の栽培記録徹底解説まとめ
今回は発芽しない種子を発芽させた方法をご紹介しました。
実際にこの方法は、SNSなどでも実践している方もいて発芽率も比較的高い傾向にあります。
実生をしている方は発芽しない株を諦めるのではなく、この方法を実践してみてください。
また、私も今回紹介した株の成長などはインスタグラムで紹介しているのでぜひフォローして覗いてみてください。