ギラウミニアナの発根管理に困っている人「ギラウミニアナの現地球を購入したけど、発根管理の方法がいまいちわからない。ギラウミニアナがなかなか発根せずに困っている。実際にギラウミニアナの発根管理をした人にどのように発根管理をしたのか聞いてみたい」
本記事ではこのような疑問を解消します。
本記事を紹介する私は、アガベ、パキポ、ユーフォルビアなどの実生を中心に植物栽培をしている趣味家です。
ユーフォルビアギラウミニアナは、現地球で購入し、発根管理も成功し、現在では種子もたくさん採れるほど元気に育っています。
その成功談をもとにどのように発根管理したのか、その際のコツなどを紹介します。
ギラウミニアナの発根管理成功例
現地球のギラウミニアナを購入
ギラウミニアナは、ヤフオクで2万円ほどで購入しました。購入し、届いた株はしっかりと重みがあり、腐りなどは何もない良好な株でした。
発根後の様子
発根後は、特に不調を感じることもなく、花もたくさん咲かせてくれて種子もたくさん取れました。我が家にはこの株しかギラウミニアナはないのですが、自家受粉が可能なので1株でこれまで50粒以上は収穫できています。
実際に種子も播種してこのように元気に成長しています。
発根管理に成功した方法
①硫黄を洗い流す
現地球を輸入した際に、主根部分に硫黄が塗られ黄色くなっています。まずはそれを水道水で清潔に洗い流します。傷をつけたりしないように慎重に行います。
パキポディウムなどでは主根をカットする人も多いですが、ユーフォルビアに関しては主根はカットしません。実際に私はオベサの発根管理もしましたが、その際も主根をカットせずに発根させました。
②オキシベロンにつける
オキシベロンという発根を促進させる薬剤を薄めたものに12時間ほどつけます。長時間つけすぎるのも良くないみたいなので、時間はある程度守りましょう。
12時間ほど浸けた株は、しっかりと乾燥させましょう。
発根管理をしている塊根マニアなら1つは持っているオキシベロン、ない人は1つ持っておくと何かと便利かもしれません。
③ルートンベンレートを塗る
発根を、促進するルートンと殺菌効果のあるベンレートを筆などで、薄く塗っていきます。つけすぎも良くないので薄く満遍なく塗るのがコツ。
④植え込み
薬剤等をつけた株を土に植え込みます。
植え込んだ直後の水やりは今回は行いませんでした。せっかくつけた薬剤が流れてしまうと思ったので、植え込み後3日ほどで初めて水やりを行いました。
用土は肥料分のない、清潔な用土を使用するようにしましょう。
私は、以下の記事で紹介している土の配合で植え込みを行いました。
【アガベ実生の土はこれ】初心者でもわかるアガベ実生の土は何がいいのか。⑤植え込み後の管理
植え込み後は、鉢内の温度をしっかりと上げて管理しました。私は以下の写真のようにヒートマットを鉢に巻き付けて少しでも鉢内の温度が上がるように工夫しました。
使用しているヒートマットはこちら。
水やりに関しては、1週間に1回程度。水やりの頻度は少なめにしました。蒸れないように、水やり後はしっかりと風を送るように注意して管理しました。
1ヶ月もすれば、芽吹き始め、花も咲いてきました。このタイミングで植え替えたい気持ちを抑えて、発根の確認は一切行いません。せっかく発根しそうになっているタイミングで、抜くと発根の妨げにあると考えるからです。
まとめ
ギラウミニアナは種子も簡単に採取できますし、樹形も素晴らしいので人気の品種の1つです。最近では、現地球の販売も多くされています。
その現地球のギラウミニアナを少しでも枯らさないために、主根はカットしない。清潔な用土に植え込む。鉢内の温度を上げる。このようなことが非常に重要だと思います。
育てていて非常に面白い品種なので、皆さんの発根管理が成功に少しでも役立てれれば嬉しいです。
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